2009年05月17日
北海道ではこれからの季節、外で成吉思汗をやる人が大勢います。
ご存知かと思いますが、「成吉思汗」と書いてジンギスカンと読みます。
北海道へ初めて来た人は「ナルキチシカン」とか「ナルヨシオモアセ」
「ジョウキチシカン」なんて読む人多いみたいですね。
私も以前、友達にこんな事言われました。
「北海道へ行ったら時々ナルヨシオモアセという看板を見かけるけど、
有名な人なの?」
思わず笑っちゃいましたけど、馴染みのない人には読めないですね。
知らない方もいると思いますので、簡単に成吉思汗の説明します。
羊の肉の焼肉です。
明治時代、北海道で綿羊の飼育が始まり、綿を取った後の羊を食べるよ
うになったのが始まりだそうです。
名前の由来はいろいろありまして、チンギスカンが羊肉好きだったから
とか、鍋の形がチンギスカンの兜ににてるとかだそうです。
一昔前は北海道のどこの町にも必ずのように、成吉思汗屋が数件はあり
ました。北海道人に「焼肉」という言葉はありませんでした。(たぶん)
肉といえば羊肉という感じでした。
羊は成長段階でラム(仔羊)とマトン(成羊)に分けられれるのですが、マトンの方
は食べなれない人には匂いがキツイかもしれません。
タレに漬け込んだ肉を焼く方法と、焼いた肉にタレを付けて食べるのと
二通りありますが、私は後付けが好きです。
タレは醤油ベースでリンゴとかニンニクとかが入ってます。
中学生の頃、成吉思汗屋に同級生がいたんですが、ある日遊びに行った
帰り際、そいつの親父が一人で成吉思汗を食べていたんです。
でもその肉が小豆位の大きさのきれっぱしばかりでした。
肉の小片が鍋の上でプチプチとはじけて香ばしい煙をあげていました。
後で聞いたんですが、その肉の小片は店で出す肉をガンガン(ブリキの
20リットル缶)でタレに漬け込みした残りカスだったんですね。
店で出す成吉思汗は、その親父が創り出した独特のタレに羊肉を漬け込
むのですが、同じタレで数回漬け込むらしく、残りカスの肉にはすっか
りタレが浸み込んでました。
「食うか?」と言われ、即座に「うん」と返事をして、ご馳走になりま
した。鍋でプチプチと焼けた成吉思汗の小片を二つ三つ口に入れると、
熱々の甘辛い成吉思汗の味が口にひろがり、ご飯を口いっぱいに放り込
んで食べました。
いまだに忘れられない「成吉思汗」の味です。
